暗号資産分散型デリバティブ取引所の「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」は2日、同プロジェクトのHyperliquid Improvement Proposal(HIP、ハイパーリキッド改善提案)の第4弾となる「HIP-4」を発表した。これは、将来の出来事の結果を予測する「予測市場」や、特定の条件で利益が決まる「オプション取引」のような金融商品を扱うための新しい仕組みだ。
ハイパーリキッドはこれまで、ネイティブトークンの発行規格を定めた「HIP-1」、オーダーブックへの流動性供給をシステム化する「HIP-2」、そして誰でも先物市場を開設できる「HIP-3」を実装し、基盤を確立してきた。今回のHIP-4は、これらに続くエコシステムのさらなる拡張に向けた重要なアップデートとなる。
このHIP-4は、予測市場や、オプション取引のようなアプリケーションを構築するための基盤として設計されている。これらの分野は需要が高く、開発者がこの基盤を活用することで、斬新なアプリが開発されることが期待されている。
この機能の最大の特徴は、従来の先物取引やレバレッジ取引とは異なり、完全担保型で「レバレッジ」をかけない点だ。保有資産以上の取引を行わないため、相場の急変時に資産が強制的に没収される「清算(ロスカット)」が発生しない、比較的安全性の高いデリバティブ取引が可能となる。
現時点では開発中の段階であり、テストネットで試験運用が行われている。技術的な開発やユーザーからのフィードバックなどが完了した後、メインネットに展開される予定だ。メインネットでの取引には、同プラットフォームのステーブルコインである「USDH」が使用される。
予測市場はポリマーケットやカルシが先行するが、HIP-4は「HyperEVMとの結合」で差別化される。単なる勝敗予想だけでなく、予測市場をパーツとして組み込んだ複雑な仕組債のような商品の開発が可能になる。DeFiネイティブ層にとって、より資金効率が高く、戦略的な金融市場が形成されるだろう。
関連:アークCEO、ビットコイン・イーサ・ソラナ・ハイパーリキッド推奨
関連:ハイパーリキッドHIP-3、未決済建玉が過去最高──金・銀取引が急増
関連銘柄:
HYPE


