ビットコイン
BTCは26日も上値が重く、6万7,000ドル付近で陰線が確定した。その後も売り圧力が続く中、オンチェーン・チャートの両面から、ビットコインの厳しい局面を示唆する兆候が確認されている。
クリプトフロー・アカデミーの創設者であるCrypflow氏は27日、自身のXにて「6万6,000ドルの価格帯が今後の値動きを決める重要な水準となる」との見解を示した。
直近でビットコイン価格は、10月の史上最高値更新(ATH)以降続いていた下降トレンドラインを上抜けた。これは久々に見られた明確なトレンド転換のサインだ。しかし、12月にも同様に下降トレンドを上抜けた局面があったが、その後は短期上昇トレンド(赤線)で二度拒否され、結果は下落継続だった。
そして現在の価格アクションも、下降トレンドのブレイクからの短期上昇トレンド(赤線)での拒否と、状況は酷似している。直近のローソク足の上ヒゲが示す通り、売り圧力も依然として強い状況だ。
今回の値動きもフェイクブレイクなのか、それとも本物の構造転換なのかを測る上で重要な水準は、6万6,000ドルの価格帯だ。この水準を維持できれば、旧下降トレンドはサポートへ転換する可能性が高まる。
一方、6万6,000ドルを再び明確に下回れば、ブレイク失敗となり、6万2,000ドル台への回帰が現実味を帯びる。
「同じセットアップでも結果は毎回同じとは限らない。6万6,000ドルの水準が次の方向性を決定づけるだろう」とCrypflow氏は結論づけた。
仮想通貨メディアCrypto Banterの司会者であるKyledoops氏は27日、自身のXにて「現在の相場は、短期的な反発があっても持続力に欠けやすい状況だ」との見解を示した。
ビットコインの表面上の値動きとは裏腹に、足元の流動性はやや薄くなり始めている可能性がある。注目すべきは「90日実現損益比率(Realized Profit/Loss Ratio)」が1.0を下回った点だ。
この指標は、過去90日間で実現された利益と損失の比率を示し、1を上回っていれば利益確定が優勢、1を下回れば損失確定が優勢という状態を意味する。現在はその分岐点を割り込み、損失が利益を上回るフェーズへ移行した。
歴史的に見ると、この比率が1を下回った後、すぐに回復するケースは少ない。いわゆる“過剰損失フェーズ”は数カ月単位で継続する傾向があり、その間は上値が重くなりやすくなる。
加えて、板の買いサイドの厚み(Buy side depth)は依然として薄く、資金の明確なローテーションもまだ確認できていない。こうした環境下では、短期的な反発があっても持続力に欠けやすい。
「90日実現損益比率が再び1を明確に上回るまでは、上値の重い展開が続くだろう」とKyledoops氏は締めくくった。
ビットコイン市場にはやや上昇への期待感が生まれつつも、チャートやオンチェーン上からは、まだまだ下値リスクが確認できる状況だ。今後もいつ大きなボラティリティが発生してもいいように、資金管理を徹底したトレードを心がけよう。
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